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About Us

私たちの科学と技術は日々進歩し、人類の視野は宇宙へと広がっています。
そんな中で誕生したのが 「宇宙生物科学」 という
新しい学問分野です。

宇宙環境が生命に与える影響や、宇宙での生物の可能性を探る
この分野は、生物科学のさまざまな領域と深く関わっています。

日本宇宙生物科学会は、この宇宙生物科学を発展させるために研究を支援し、
専門家同士の交流や国際的な連携を促進することを目的に設立されました。

定期的に学術集会を開き、研究成果を発表・共有する場を提供しています。
また、本学会は学術会議の協力学術研究団体としても活動しています。

宇宙と生命に関心のある方々とともに、
新たな発見を積み重ねていくことを目指しています。

Membership

1987年の学会設立から、昭和、平成、令和と時代が移ろい、人類の宇宙進出も「夢」から「現」となりました。民間の宇宙旅行者も年々増加し、再び月へ、火星へ、更にはその先へと、“人類の生存範囲の拡大” がいよいよ現実味を帯びる時代へと移行しつつあります。

宇宙では、地上とは異なる重力環境や宇宙放射線環境、閉鎖環境にあり、非日常的かつ極限的なストレスに曝されます。約35億年前に地球上で誕生・進化・適応・繁栄してきた生物は、特殊な宇宙環境でどのように生きることができるのでしょうか?生命の起源は宇宙のどこにあるのでしょうか?地球以外にも生命がいるのでしょうか?

宇宙視点というダイナミックな別次元で物事を捉えると、知的好奇心が刺激され、次から次へと興味は尽きません。生命の持つ奥深さと美しさの再発見につながるかもしれません。知恵と工夫で様々な困難と制限を克服し、多くの方と協力して計画・準備した愛おしい生物試料が宇宙を旅するというロマンは、何ものにも代え難いものです。そして、地球規模の課題を解決する糸口も、宇宙を舞台に研究することで初めて見えてくるのかもしれません。

宇宙生物実験は、スペースシャトルでの数週間の時代から、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」での長期間の時代を経て、いま新たなポストISSの時代を迎えようとしています。近未来を描いた体系的なロードマップの策定ならびに領域を超えた産官学、国内外の連携が強く求められており、核となる科学者組織とそれに基づく活動の重要性はますます高まっています。

宇宙生物科学に新しい風を吹き込むため、様々なバックグラウンドからの新メンバーの加入を心よりお待ちしております。 共に宇宙生物科学を語らい、楽しみましょう!

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